コミュニケーション

心理的資本ing

扱いにくいZ世代への新アプローチ:「心理的資本」を活用したコミュニケーションのススメ

近年、企業の人事部門や管理職が口を揃えて挙げる課題が「Z世代とのコミュニケーション」です。1990年代後半から2010年代初頭に生まれたこの世代は、「キャリアに保守的」「無理をしない」「丁寧な指導を求める」「承認欲求が強い」などの特徴を持つとされています。その結果、上司に言われたこと以上の行動を取らなかったり、「無駄だ」と思う業務を避けたりする傾向が見られることから、職場で「扱いにくい」と感じられることが少なくありません。しかし、この「扱いにくさ」は一方的な視点ではないでしょうか?Z世代の価値観や行動には、現代社会が求める新しい働き方のヒントが隠されています。そこで鍵となるのが「心理的資本」という考え方です。今回は「心理的資本」を活用してZ世代とのコミュニケーションを円滑にし、モチベーションを引き出す方法を考えてみます。