心理的資本ing

「心理的資本」を意識すると人生が変わるかもしれない!? 心理的資本ing

ポジティブな行動につなげる「心のエンジン」が「心理的資本」です。日々の生活の中でどう生かし、アップデートしていくのか伝えて行きます。

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「管理職になりたくない」と思っているみなさんへ:キャリアアップは「出世」じゃない

かつての私は全く逆で、「早く部長にならなければ」と焦っていた時期がありました。しかしいま長いキャリアを振り返ると、そこまで焦る必要は全くなかったと思いますし、管理職になっていなかったら別の道を歩んだだけかもしれません。そういう意味ではいまの若者たちが管理職になりたくないというのも選択肢としてはあるのではないかと感じています。但し、「管理職」というわずらわしさから逃げているだけだとしたら、もう少し考える余地があるのではないでしょうか。なぜなら、キャリアは一本道ではないけれども、「10年後の自分をどう描くか」という「Hope」は常に持っているべきだと思うからです。キャリアアップの意義は単なる「出世」ではなくそのための「経験」なのです。そしてその経験に必要な「グロースマインドセット」と「心理的資本」の考え方を紹介します。
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「考えない部下」に伝えるべきこと:「哲学的思索」は将来を大きく変える

若い人が本を読まなくなったというのは時代の趨勢として仕方がない面もあります。しかし同時に「考える」ことも放棄してしまったとしたら、それは由々しきことではないでしょうか。「検索すれば答えが手に入る」から考える必要がないという若い部下に向けて、管理職はどんなメッセージを伝えたらいいのでしょうか。ここでは「哲学的思索」が「心理的資本」をアップデートさせ、いかに人生に大きな影響を及ぼすかという文脈で、管理職のみなさんが「考えない部下」とのコミュニケーションに生かしていだだけるように構成しました。まずは部下の方に「たまにはまじめな話をしよう」と言ってみてください。
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「部長」なのに「大課長」と呼ばれているあなたへ。

せっかく「部長」になったのに部下たちからは陰で「大課長」と呼ばれていたらちょっと悲しいですよね。とにかく何かを変える必要があります。「心理的資本」を高め「グロースマインドセット」を持つことで、さらに上を目指す道が開けるはずです。変化を恐れず、自らをアップデートし続ける管理職こそが、組織にとって本当に価値のある存在となります。「大課長」のままで終わるか、真のリーダーとして進化するか——その選択は、もちろんあなた次第です。
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なぜいま「つながり」の質が低下しているのか:「社会関係資本」を見直すとき

私たちは、これまでになく「つながる」手段を手に入れた時代に生きています。SNS、オンライン会議、メッセージアプリなどを通じて物理的な距離を超えて誰とでもコミュニケーションが取れるようになりました。しかし、その一方で「人とのつながりが希薄になっている」と感じる人が増えているのも事実です。リモートワークの普及によるオフィスでの雑談の減少、地域活動や町内会の衰退、友人と直接会う機会の減少・・・これらは現代社会の「つながりの質の低下」を示す現象の一例です。こうした「社会関係資本」の回復には、「外部環境の改善」だけでなく、「個人の内面の強化」が不可欠です。ここで重要なのが、「心理的資本(Psychological Capital)」 です。
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新任管理職のみなさん、きょうからマインドセットを変えよう!

新任管理職のみなさん、昇格おめでとうございます。新たな役職につくことは期待や喜びだけでなく、不安やプレッシャーも伴うものです。私自身、入社20年目にようやく部長職に就いたとき、正直なところ同期との比較で「遅れている」と焦りを感じていました。しかしいま振り返ると、あのときの焦りは全く無用だったと感じています。そして「グロースマインドセット」や「心理的資本」という考え方を知っていれば、もっとポジティブにこの変化を捉えられたのではないかと思うのです。今回は、新任管理職の皆さんが昇格を「成長のチャンス」として捉え、前向きに行動を起こせるよう、「グロースマインドセット」と「心理的資本」の関連について考察します。
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「人的資本」から「心理的資本」へ:リーダーに求められる「人間力」の探求

「人的資本」と「社会関係資本」を高めるだけでは「スキルのある人」「人脈のある人」にはなれますが、「人間力のあるリーダー」にはなれません。例えば、技術や知識が豊富でも、挑戦を恐れる(自己効力感が低い)、失敗を過度に気にする(レジリエンスが低い)と、そのリーダーシップを発揮できません。またどんなに顔が広くても信頼されてなければ部下はついてきません。「心理的資本」を育むことで、「人的資本」と「社会関係資本」を最大限活かし、「人間力」にあふれたリーダー像が見えてきます。
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他人を気にしないキャリアの作り方〜「アドラー心理学」×「心理的資本」は最強の組み合わせか?

こんにちは。「心理的資本開発指導士(PsyCap Master)」のホリシンです。今回は「アドラー心理学」と「心理的資本」の間柄についてです。他人の目を気にすると、ポジティブな行動がとれなくなる私が最初に「アドラー心理学」と接したのは「アド...
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大谷翔平選手の「心理的資本」から学ぶ:目標達成と困難克服のヒント

もはや世界の大スターになった大谷翔平選手は、その圧倒的なパフォーマンスだけでなく、内面に秘めたメンタルの強さや思考の柔軟性から生まれる人間力でも多くの人々を魅了しています。大谷翔平選手の「心理的資本」はどのように育まれたのか、「心理的資本開発士(Psycap Master)」としてはとても興味があるところです。今回は、「目標達成と困難克服のヒント」をテーマに、恐れ多くも大谷選手の「心理的資本」を探りつつ、我々の日常やメンタルマネジメントにどのように活かせるかを考えていきたいと思います。
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あなたは「心理的資本」という「スペック」を持っていますか?

どんなに素晴らしい「人的資本」や「社会関係資本」を持っていても、それだけでは成果や成功につながりません。それらを生かし活用し成果につなげるためには、ポジティブな行動を起こすための「心のエンジン」である「心理的資本」が欠かせないのです。私は自分の営業時代には意識できなかった、「Hope」「Efficacy」「Resilience」「Optimism」という4つの力が、どれほど重要であるかいまならよくわかります。これからキャリアを積んで社会で活躍しようとするみなさんには、「人的資本」と「社会関係資本」を磨きながら、さらに自分の「心理的資本」を育てアップデートすることをおすすめします。
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育児とキャリアで悩んだら「心理的資本」に戻る~4つの力で「心を着地」させる

育児とキャリアの両立は、多くのワーキングママにとって大きなテーマです。特に、ハイポジションでキャリアを積みながら育児の課題に直面すると、どちらを優先すべきか悩む場面が訪れます。ここでは、「心理的資本(Psychological Capital)」と呼ばれる「心」の中でも選りすぐりの4つの「心の力」を活用して、「心の着地点」を見つける方法を考えてみたいと思います。「心理的資本」を形成する要素(リソース)は「Hope(希望、目標)」「Efficacy(効力感と自信)」「Resilience(乗り越える力)」「Optimism(現実的な楽観性)」です。4つのリソースの頭文字をとって「HERO」と呼ばれます。