いまビジネスの世界でも
「心理的資本®(Psychological Capital)」という
メンタルマネジメントの新しい概念が広がってきました。
Hope(希望)
Efficacy(自己効力感)
Resilience(レジリエンス)
Optimism(楽観性)
「心理的資本®」を構成する「HERO」の4要素が注目されています。
しかし実際には、人の心の強さは「HERO」だけでは説明できないのではないでしょうか。
同じ「レジリエンス」が高い人でも、
- ユーモアで乗り切る人
- 創造性で突破口を作る人
- 好奇心で前進する人
- スピリチュアリティで意味を見出す人
など、「心理的資本®」の運用の仕方はそれぞれ違います。
そこで重要になるのが、
「自分の強み」を「心理的資本®」に加えるという発想です。
「HERO」が「心理的資本®」の“主エンジン”だとすれば、
「強み」は“特殊装備”にあたります。
両方を組み合わせることで、行き詰まった局面を打開する際に働く
「My心理的資本」が生まれていきます。

VIA-ISによる「強み診断」で自分の強みを知る
自分の強みを知るために世界的によく使われているのが、
VIA-IS(Values in Action Inventory of Strengths)という無料の診断ツールです。
アメリカのポジティブ心理学の研究から生まれたもので、人間の強みを24種類に分類しています。
VIA-ISの24の強み
- 創造性
- ユーモア
- 好奇心
- 勇敢さ
- 向学心
- 親切心
- 誠実さ
- スピリチュアリティ
- 大局観
- 社会的知性
- 熱意
- 愛情
- 知的柔軟性
- 公平さ
- 感謝
- 忍耐力
- チームワーク
- 寛容さ
- 希望
- リーダーシップ
- 審美眼
- 自律心
- 慎み深さ
- 思慮深さ
VIA-IS診断をすると、この中から「自分らしい強み」が上位に現れます。
ここで重要なのは、
「弱みを見直す」より、
「強みを活用する」ことです。
なぜなら、人は自分の強みを使っている時に最もエネルギーが高まり、
自然な行動力が生まれるからです。
「強み」を「心理的資本®」に加える意味
では、なぜ「強み」を「心理的資本®」に加えると
「心理的資本®」がバージョンアップされるのでしょうか。
それは、「HERO」だけでは「行き詰まりの突破力」が不足する場合があるからです。
例えば、
「希望」はある。
「楽観性」もある。
しかし具体的な突破口が見えない…。
そんな時に、自分の「強み」が局面打開のエネルギーになります。

「HERO」+創造性
「創造性(クリエイティビティ)」が高い人は、
「Hope」に向かう「別ルート」を発見する力を発揮しやすくなります。
普通の人が「無理だ」と感じる状況でも、
「他のやり方があるのでは?」
と発想を転換できる「強み」です。
これは「Hope(希望」)を現実化する大きな武器になります。

HERO+ユーモア
実は私の強みのトップが「ユーモア」です。
「ユーモア」を活用した営業時代のエピソードはこちら↓です。

「ユーモア」は、「心理的資本®」の中でも非常に強力な補助エネルギーです。
失敗やトラブルを笑いに変えられる人は、「レジリエンス」が高まりやすいはずです。
トップアスリートや優秀なリーダーほど、実は「ユーモア力」を持っています。
「ユーモア」は緊張をほぐし、人間関係を改善し、自分自身を救う力にもなるのです。

HERO+好奇心
「好奇心」は、停滞を打破する原動力になります。
「知らないことを知りたい」
「新しい世界を見たい」
という気持ちは、変化への恐怖を上回ります。
転職、新規事業、副業、学び直し…。
人生の転機を動かすのは、実は「好奇心」であることが多いのです。
HERO+スピリチュアリティ
「スピリチュアリティ」とは、宗教性だけではなく、
「人生の意味」や「自分を超えたものとのつながり感覚」を含みます。

この感覚を持つ人は、
逆境の中でも「現状の意味」を失いにくいのではないでしょうか。
大きな困難を経験した人が、
「この経験には意味がある」
と考えられる時、「Efficacy」と「レジリエンス」は大きく強化されます。
HERO+慎み深さ
「慎み深さ」は、一見すると目立たない強みです。
しかし現代では、自己主張の強さより「信頼される安定感」が重要になる場面も増えています。
慎み深い人は、暴走しにくく、人間関係の摩擦を減らせます。
これは長期的なキャリア形成において大きな資本になります。
「My心理的資本」をキャリアに生かすには?
「心理的資本®」を活用する目的は、「ポジティブになる」ことだけではありません。
実際の人生やキャリアで「前向きな行動」につなげることです。
例えば、
- 「ユーモア×レジリエンス」で営業トラブルを突破する
- 「創造性×希望」で新規事業を立ち上げる
- 「好奇心×自己効力感」で学び直しに挑戦する
- 「慎み深さ×楽観性」で信頼型リーダーになる
など、自分の強みと「HERO」を掛け合わせることで、「自分らしい戦い方」が見えてきます。
つまり重要なのは、
「強みはなにか」ではなく、
「その強みをどう資本化するか」なのです。
まとめ:「My心理的資本」が人生を動かす
「心理的資本®(HERO」)は、人生を前に進める土台です。
しかし、本当に大きな力になるのは、そこに「自分の強み」が加わった時です。
- ユーモア
- 創造性
- 好奇心
- スピリチュアリティ
- 慎み深さ
こうした「強み」は、あなた独自の「局面打開力」になります。

ぜひ一度、
「自分はどんな強みを持っているのか?」
「それを心理的資本とどう組み合わせられるか?」
を考えてみてください。
その瞬間から、
「My心理的資本」の構築が始まります。
「PsyCap Master(心理的資本開発士)」を目指す方はこちら↓

