心理的資本のアップデート

心理的資本ing

「考えない部下」に伝えるべきこと:「哲学的思索」は将来を大きく変える

若い人が本を読まなくなったというのは時代の趨勢として仕方がない面もあります。しかし同時に「考える」ことも放棄してしまったとしたら、それは由々しきことではないでしょうか。「検索すれば答えが手に入る」から考える必要がないという若い部下に向けて、管理職はどんなメッセージを伝えたらいいのでしょうか。ここでは「哲学的思索」が「心理的資本」をアップデートさせ、いかに人生に大きな影響を及ぼすかという文脈で、管理職のみなさんが「考えない部下」とのコミュニケーションに生かしていだだけるように構成しました。まずは部下の方に「たまにはまじめな話をしよう」と言ってみてください。
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キャリアで成功するには「先輩の友人」を多く持って、常に「心理的資本をアップデートする」こと

「友だちの種類」で人生が変わるかもしれない?人は誰しも、長い人生の中でさまざまな友人関係を築きます。学生時代、会社、趣味の場など、多くの友人ができる一方で、その「種類」は意識されることが少ないのではないでしょうか。男性、女性、年上、年下、先輩、後輩、同期・・・私自身は、ふと振り返ると「後輩の友人」ばかりを選んでいたことに気づきました。特に会社生活における「先輩の友人」は、私にはほとんどいませんでした。もちろん3年目あたりまでは周りは先輩ばかりなので、おごってもらえることもあり先輩に付いて行っていました。しかし社歴が長くなるにつれ自然と「後輩」と飲みに行くようになったのです。もちろん仕事上で、クライアントも含め年齢が上の人や社歴が長い人と親しくなる機会はありましたが、「友人」という関係にはなりませんでした。飲み会の人選や話題を自分でコントロールできる心地よさを重視し、自然と「後輩の友人」との付き合いを優先して行ったのです。しかし、いまになって思うのは「先輩の友人」を持つことの重要性です。それがキャリア形成にも、自分自身の成長にも、大きな影響を与えると実感しています。ここではその理由を「心理的資本(PsyCap)」の視点から解説し、「先輩の友人を持つこと」がいかにキャリアアップや人生の質の向上につながるかを述べていきます。