「サーバントリーダーシップ」を強化する『心理的資本マネジメント』の活用術
最近「サーバントリーダーシップ」という言葉を耳にすることが増えました。リーダーが部下を支え、奉仕する姿勢を持ちながらチームを導くこのスタイルは、特に現代の多様化する職場において重要なマネジメント手法だとされています。振り返ると、私の管理職時代のスタンスは、まさにこの「サーバントリーダーシップ」に近いものでした。当時はその言葉を知りませんでしたが、部員一人ひとりに大きな裁量を持たせつつ、何かあれば自分が責任を取るというマネジメントスタイルを実践していました。その一方で、クライアントの上層部とは密にコミュニケーションを取り、トラブルが発生しそうな兆候を察知したら迅速に動いて事前に回避するよう努めていました。このリーダーシップスタイルを効果的に機能させるには、リーダー自身の「心理的資本」を活用すること、そしてチーム全体に「心理的資本マネジメント」を浸透させることが欠かせないと感じています。 ここでははその実践方法についてご紹介します。