心理的資本ing

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新任管理職の心構えとは?まずはマインドセットを整えよう

新任管理職のみなさん、昇格おめでとうございます。新たな役職につくことは期待や喜びだけでなく、不安やプレッシャーも伴うものです。私自身、入社20年目にようやく部長職に就いたとき、正直なところ同期との比較で「遅れている」と焦りを感じていました。しかしいま振り返ると、あのときの焦りは全く無用だったと感じています。そして「グロースマインドセット」や「心理的資本」という考え方を知っていれば、もっとポジティブにこの変化を捉えられたのではないかと思うのです。今回は、新任管理職の皆さんが昇格を「成長のチャンス」として捉え、前向きに行動を起こせるよう、「グロースマインドセット」と「心理的資本」の関連について考察します。
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「人的資本」から「心理的資本」へ:リーダーに求められる「人間力」の探求

「人的資本」と「社会関係資本」を高めるだけでは「スキルのある人」「人脈のある人」にはなれますが、「人間力のあるリーダー」にはなれません。例えば、技術や知識が豊富でも、挑戦を恐れる(自己効力感が低い)、失敗を過度に気にする(レジリエンスが低い)と、そのリーダーシップを発揮できません。またどんなに顔が広くても信頼されてなければ部下はついてきません。「心理的資本」を育むことで、「人的資本」と「社会関係資本」を最大限活かし、「人間力」にあふれたリーダー像が見えてきます。
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他人を気にしないキャリアの作り方〜「アドラー心理学」×「心理的資本」は最強の組み合わせか?

こんにちは。「心理的資本開発指導士(PsyCap Master)」のホリシンです。今回は「アドラー心理学」と「心理的資本」の間柄についてです。他人の目を気にすると、ポジティブな行動がとれなくなる私が最初に「アドラー心理学」と接したのは「アド...
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大谷翔平選手の「心理的資本」から学ぶ:目標達成と困難克服のヒント

もはや世界の大スターになった大谷翔平選手は、その圧倒的なパフォーマンスだけでなく、内面に秘めたメンタルの強さや思考の柔軟性から生まれる人間力でも多くの人々を魅了しています。大谷翔平選手の「心理的資本」はどのように育まれたのか、「心理的資本開発士(Psycap Master)」としてはとても興味があるところです。今回は、「目標達成と困難克服のヒント」をテーマに、恐れ多くも大谷選手の「心理的資本」を探りつつ、我々の日常やメンタルマネジメントにどのように活かせるかを考えていきたいと思います。
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あなたは「心理的資本」という「スペック」を持っていますか?

どんなに素晴らしい「人的資本」や「社会関係資本」を持っていても、それだけでは成果や成功につながりません。それらを生かし活用し成果につなげるためには、ポジティブな行動を起こすための「心のエンジン」である「心理的資本」が欠かせないのです。私は自分の営業時代には意識できなかった、「Hope」「Efficacy」「Resilience」「Optimism」という4つの力が、どれほど重要であるかいまならよくわかります。これからキャリアを積んで社会で活躍しようとするみなさんには、「人的資本」と「社会関係資本」を磨きながら、さらに自分の「心理的資本」を育てアップデートすることをおすすめします。
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育児とキャリアで悩んだら「心理的資本」に戻る~4つの力で「心を着地」させる

育児とキャリアの両立は、多くのワーキングママにとって大きなテーマです。特に、ハイポジションでキャリアを積みながら育児の課題に直面すると、どちらを優先すべきか悩む場面が訪れます。ここでは、「心理的資本(Psychological Capital)」と呼ばれる「心」の中でも選りすぐりの4つの「心の力」を活用して、「心の着地点」を見つける方法を考えてみたいと思います。「心理的資本」を形成する要素(リソース)は「Hope(希望、目標)」「Efficacy(効力感と自信)」「Resilience(乗り越える力)」「Optimism(現実的な楽観性)」です。4つのリソースの頭文字をとって「HERO」と呼ばれます。
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トランプ大統領のメンタルから「心理的資本」を考える:自分と比べる意味はあるのか

トランプ流「鋼のメンタル」をどうしたら手に入れられるか、それとも不要か、考えてみましょう。ドナルド・トランプ氏は、第45代アメリカ合衆国大統領として、移民問題や多様性の捉え方、関税政策などで世界中に賛否両論を巻き起こしています。その政策の中には、多くのトラブルや米国社会の分断の引き金となったものもありましたが、ドナルド氏が持つ「心理的資本」の側面に注目すると、興味深い特徴が見えてきます。
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読書が心を強くする理由:「心理的資本」を高める小説の力

本を読む時間は多くの人にとって自己投資の一つです。もちろん自己啓発関連の実用書には直接的な自己変革の効果が期待できます。また小説であれば、ストーリーの中に没入し、登場人物の感情や行動に共感する疑似体験によって、自己理解や成長のきっかけになります。私は、日本心理的資本協会認定の「PsyCap Master(心理的資本開発士)」として、読書は「心理的資本」を高める力を持つと考えています。ここでは、読書体験がどのように「心理的資本」の開発やアップデートにつながるのかを、自分の経験も交えながらお伝えします。
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キャリアで成功するには「先輩の友人」を多く持って、常に「心理的資本をアップデートする」こと

「友だちの種類」で人生が変わるかもしれない?人は誰しも、長い人生の中でさまざまな友人関係を築きます。学生時代、会社、趣味の場など、多くの友人ができる一方で、その「種類」は意識されることが少ないのではないでしょうか。男性、女性、年上、年下、先輩、後輩、同期・・・私自身は、ふと振り返ると「後輩の友人」ばかりを選んでいたことに気づきました。特に会社生活における「先輩の友人」は、私にはほとんどいませんでした。もちろん3年目あたりまでは周りは先輩ばかりなので、おごってもらえることもあり先輩に付いて行っていました。しかし社歴が長くなるにつれ自然と「後輩」と飲みに行くようになったのです。もちろん仕事上で、クライアントも含め年齢が上の人や社歴が長い人と親しくなる機会はありましたが、「友人」という関係にはなりませんでした。飲み会の人選や話題を自分でコントロールできる心地よさを重視し、自然と「後輩の友人」との付き合いを優先して行ったのです。しかし、いまになって思うのは「先輩の友人」を持つことの重要性です。それがキャリア形成にも、自分自身の成長にも、大きな影響を与えると実感しています。ここではその理由を「心理的資本(PsyCap)」の視点から解説し、「先輩の友人を持つこと」がいかにキャリアアップや人生の質の向上につながるかを述べていきます。
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体育会の経験を仕事に生かす:「心理的資本」で磨く自己成長とキャリア形成

あなたは体育会で得たものを仕事に活かしていますか?日本の大学の「体育会」とは、単なるスポーツクラブではなく、ハードトレーニングや厳しい人間関係、勝負に挑む精神を叩き込まれる場です。私自身も4年間大学の体育会サッカー部に所属し、学業を犠牲にしてまで毎日練習に打ち込みました。夏の「死の合宿」や、ある大会の決勝で自分のミスが敗因になり、打ちひしがれた際にチームメイトに支えられた経験など、苦しいながらも得るものは大きかったと感じています。一方で、体育会の存在には負の側面があります。「上下関係の理不尽さ」「学業の軽視」、また「単細胞」と呼ばれるように「フレキシビリティのない人間性」など負の側面を語る人も少なくありません。それでも、この厳しい環境で得たせっかくの経験を、社会に出てから活かせるかどうかは自分次第です。ここで鍵となるのが「心理的資本」です。