葛飾北斎の生き方に学ぶ:高齢者は「心理的資本」で豊かな老年期を目指せ
何歳であろうが成長をあきらめない人生を歩むために。葛飾北斎は日本を代表する浮世絵師であり、その作品は世界中で高い評価を受けています。しかし、彼自身が最も自らの成長を感じたのは、70歳を過ぎてからだったと言います。「自分が70歳までに描いたものは取るに足らない。73歳でようやくものの骨格を悟り得た。だから80歳になればもっと上達するはずだ。」この言葉には、何歳になっても自らの限界を超え続けようとする、師の「心理的資本」と言える「希望」と「目標」と「自信」が込められているように感じます。師の言葉や生き方は、現代の私たち、特に高齢者が人生の後半をどう生きるかを考えるうえで、大きなヒントを与えてくれます。