「孫育」ではなく「孫活」をしよう
「孫育て」や「孫育」という言葉があります。
実際には違うとしても、祖父母が「孫を育てる」という意味にとられる場合もあるのではないでしょうか。
実際「孫フィーバー」といわれる行動に走ってしまう祖父母は、両親の「子育て」の邪魔をする「悪魔の孫育て」をしていると言えるかもしれません。(もちろん何らかの理由で両親に代わって孫を育てている方は「孫育て」というより「子育て」そのものになりますが。)
この「孫活入門」では、祖父母は「孫を育てる」のではなく「3世代の家族の潤滑油」として側面からサポート活動をするという意味の「孫活」を推奨しています。
「孫活」は「3世代を笑顔でむすんで、風通しの良い家族関係を構築する」のが目的
この「孫活の心得」では、「孫活」を、単に祖父母が孫に対して何かをプレゼントしたり、一緒にどこかに連れて行ったりという一方的な「孫愛」と「孫サービス」だけでなく、両親も含めた「3世代が笑顔になるための祖父母のサポート活動」と位置づけています。
「孫フィーバー」ほどではなくとも祖父母が孫を喜ばせようとしてとった行動が、両親の怒りを買うという場面はテレビドラマなどでもよく見かけます。
祖父母が両親の「子育て」を上手にサポートし、孫の成長に貢献し、家族の絆が深まることが正しい「孫活」です。
「子育て」に介入し自分流の「孫育て」に走らないことが肝心です。
「孫活」を楽しむ方法
「孫活」における祖父母の基本的行動パターンは「孫を預かる」「孫と遊ぶ」「食事を作る」です。
これにときどき「孫に贈る」が加わります。
会話のできる年齢の孫だとその「孫活」の際に祖父母に対しいろいろと要求が生まれます。
特に両親がいないときはいないときは「甘え」が増長しますね。
孫の言いなりにならず、両親の教育方針を守って「孫活」を楽しむにはいくつかポイントがあります。
子育ての方針や習慣を聞いておく
普段から両親の子育てに対する方針を確認しておきましょう。
テレビは見せていいのか、ゲームは時間を決めてやらせるのか、自分勝手なことをしたら強く叱っていいのかなどそれぞれの家庭のやり方と違う対応をしないようにしましょう。
また食べるものの種類や食べる時間も注意が必要です。
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両親の負担を軽くするサポート活動をする
特に共働きの両親の場合は、保育園のお迎えの時間に間に合わないことや突発的なトラブルで子どもの対応や食事の準備ができないことが良く起こります。
両親がいないときに子どもが学校や保育園でけがをしたり発熱するケースもあります。
どの時間帯なら対応できるのかなどを話し合ってサポートをしてあげるようにしましょう。
孫だけでなく3世代が喜ぶプレゼントを贈る
祖父母はデパートのおもちゃ売り場などで「これ○○ちゃん、喜ぶんじゃない?」と言って衝動買いして、後からパパママに「何でそんなもの買ったのよ」と怒られたりします。
例えばおもちゃなら「レンタル」や「サブスク」のシステムを利用したり、両親も納得する「学び」系を選ぶなど、みんなが喜ぶプレゼントを贈るのが正しい「孫活」です。
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ベランダや窓から転落して、毎年多くの子どもが亡くなっています。
孫と一緒にやってみる(自分も楽しむ)
「英会話スクール」や「音楽教室」などの「学び系」のほか「レンタル農園」などの「行動系」のプレゼントなら探せば祖父母も一緒にできるものがあります。
自分も楽しむことができる「孫活」なんて素晴らしいと思います。
人生の刺激にもなるのではないでしょうか。
オーバーワークに注意する
祖父母は孫と一緒にいればそれだけで楽しいので年齢と時間を忘れて付き合ってしまったりします。
気がついたら心も体も疲労困憊、翌日から病院通いということになりかねません。
せっかくの「孫活」です。「孫ペース」より「マイペース」を大事にするようにしましょう。
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「孫活」の注意事項
とにかく「孫活の心得5か条」を毎日読み返して常に「脇役」であることを忘れないことが大事です。
このブログでは「NPO法人孫育て・ニッポン」の「孫育て10か条」を参考に、
「孫活の心得5か条」を作成しました。
「孫活の心得5か条」
1.孫活は孫との交流を通じて3世代を笑顔にするための行動
2.孫活を祖父母の自己満足で終わらせない
⇒孫たちも両親も満足したか意識する
3.孫活は「孫友」から始めよう
⇒年長者として教育者になってはいけない
⇒孫たちの個性を尊重する
4.孫活は孫育(て)ではない
⇒孫活はパパママの育児サポートが基本
⇒孫活は甘やかすことではない
5.孫活は自分のペースで自分も楽しむ
⇒孫のペースに合わせすぎないよう注意
3世代がずっといい関係で過ごせるよう上手に「祖父母力」を発揮して「孫活」を楽しみましょう。
「孫フィーバー」に陥らない
「孫フィーバー」は最近トレンドワードにもなっています。
それだけ「孫好き」が行き過ぎてしまう祖父母が増えてきたということでしょうか。
「孫フィーバー」は特に義理の両親によく見られる行動のようです。
ネット上の事例を見て、いつの間にかそれに近いことをしていたと気づくことがあります。
常識を考えた正しい「孫活」をしましょう。
極端な「孫フィーバー」の例(ネットより)
「とにかく毎日のようにテレビ電話をしようと言ってくる 始めると30分以上続く」
「ジジが孫のオリジナルソングを作詞作曲、地域コミュニティで披露」
「そこらじゅうでうちの孫はかわいいと孫自慢をする」
「連絡なしに突然会いに来てずっと抱っこしている」
「相談もなしに大きなひな壇をプレゼントされた」
「ババが孫に小学校の目の前のマンションを購入」
「ババが孫とおそろいの服を買って着てきた」
孫の将来に余計な口出しをしない
「○○くんは東大に行くんだよね」「○○ちゃんはプロゴルファーになってよ」と孫をその気にさせてしまう祖父母の方がいます。
これも「孫フィーバー」の一種かもしれませんが、両親の思いや経済的負担を考えずに具体的な将来像に口出ししないようにしましょう。
もし孫が自分から言い出したら「がんばって。応援するよ。」と背中を押してあげましょう。
孫に嫌われても自分を大切にする
どんなに孫が可愛くても、孫ペースに合わせ過ぎて自分の生活スタイルが崩れては正しい「孫活」とは言えません。
大好きな孫から「おじいちゃん(おばあちゃん)なんか嫌い!」と言われるのは悲しいですが、断腸の思いで断ることも必要な場面はあるということを覚えておきましょう。
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まとめ
実は1年前まではMago1、Mago2の家とは「スープがさめない距離」(隣のマンション)に住んでいたので、頻繁に行き来があって、毎日のようにお預かりもしていたのでババさんはかなり疲弊していました。
人生ゲーム中
「孫活」がやや「孫育」に近くなっていたのかもしれません。
ただいろいろと孫たちに注意すべき場面でも「このことを私が叱っていいのかしら」と悩む場面もあったようです。
いまは少し離れた場所に引っ越したので適正な距離感の「孫活」になっているように思えます。
やはり「3世代を笑顔でむすぶ」ためには、お互いの家庭事情をよく理解しながら祖父母の役割と時間配分を話し合って決めることが大切ですね。
(ほりしん)
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