心理的資本ing

「人的資本」から「心理的資本」へ:リーダーに求められる「人間力」の探求

「人的資本」と「社会関係資本」を高めるだけでは「スキルのある人」「人脈のある人」にはなれますが、「人間力のあるリーダー」にはなれません。例えば、技術や知識が豊富でも、挑戦を恐れる(自己効力感が低い)、失敗を過度に気にする(レジリエンスが低い)と、そのリーダーシップを発揮できません。またどんなに顔が広くても信頼されてなければ部下はついてきません。「心理的資本」を育むことで、「人的資本」と「社会関係資本」を最大限活かし、「人間力」にあふれたリーダー像が見えてきます。
心理的資本ing

他人を気にしないキャリアの作り方〜「アドラー心理学」×「心理的資本」は最強の組み合わせか?

こんにちは。「心理的資本開発指導士(PsyCap Master)」のホリシンです。今回は「アドラー心理学」と「心理的資本」の間柄についてです。他人の目を気にすると、ポジティブな行動がとれなくなる私が最初に「アドラー心理学」と接したのは「アド...
こころの資本

「心理的資本」を始めよう!内なる「HERO」に出合うとき

「心理学」と「経営学」の融合から生まれた「心理的資本」を知ろう!最近「心理的資本」(Psychology Capital)という言葉をよく耳にするようになりました。略して「PsyCap」(サイキャップ)とも言われます。「Hope」「Efficacy」「Resilience」「Optimism」の4つのリソースが「心理的資本」の中身です。それぞれの頭文字をとって「HERO」と呼ばれます。「心理的資本」は「心理」という言葉が使われていますが、特に経営学や組織論の分野で見かけることが増えました。「人材マネジメント」や「キャリア形成」に欠かせない概念として注目されています。
心理的資本ing

大谷翔平選手の「心理的資本」から学ぶ:目標達成と困難克服のヒント

もはや世界の大スターになった大谷翔平選手は、その圧倒的なパフォーマンスだけでなく、内面に秘めたメンタルの強さや思考の柔軟性から生まれる人間力でも多くの人々を魅了しています。大谷翔平選手の「心理的資本」はどのように育まれたのか、「心理的資本開発士(Psycap Master)」としてはとても興味があるところです。今回は、「目標達成と困難克服のヒント」をテーマに、恐れ多くも大谷選手の「心理的資本」を探りつつ、我々の日常やメンタルマネジメントにどのように活かせるかを考えていきたいと思います。
心理的資本ing

あなたは「心理的資本」という「スペック」を持っていますか?

どんなに素晴らしい「人的資本」や「社会関係資本」を持っていても、それだけでは成果や成功につながりません。それらを生かし活用し成果につなげるためには、ポジティブな行動を起こすための「心のエンジン」である「心理的資本」が欠かせないのです。私は自分の営業時代には意識できなかった、「Hope」「Efficacy」「Resilience」「Optimism」という4つの力が、どれほど重要であるかいまならよくわかります。これからキャリアを積んで社会で活躍しようとするみなさんには、「人的資本」と「社会関係資本」を磨きながら、さらに自分の「心理的資本」を育てアップデートすることをおすすめします。
心理的資本ing

育児とキャリアで悩んだら「心理的資本」に戻る~4つの力で「心を着地」させる

育児とキャリアの両立は、多くのワーキングママにとって大きなテーマです。特に、ハイポジションでキャリアを積みながら育児の課題に直面すると、どちらを優先すべきか悩む場面が訪れます。ここでは、「心理的資本(Psychological Capital)」と呼ばれる「心」の中でも選りすぐりの4つの「心の力」を活用して、「心の着地点」を見つける方法を考えてみたいと思います。「心理的資本」を形成する要素(リソース)は「Hope(希望、目標)」「Efficacy(効力感と自信)」「Resilience(乗り越える力)」「Optimism(現実的な楽観性)」です。4つのリソースの頭文字をとって「HERO」と呼ばれます。
心理的資本ing

トランプ大統領のメンタルから「心理的資本」を考える:自分と比べる意味はあるのか

トランプ流「鋼のメンタル」をどうしたら手に入れられるか、それとも不要か、考えてみましょう。ドナルド・トランプ氏は、第45代アメリカ合衆国大統領として、移民問題や多様性の捉え方、関税政策などで世界中に賛否両論を巻き起こしています。その政策の中には、多くのトラブルや米国社会の分断の引き金となったものもありましたが、ドナルド氏が持つ「心理的資本」の側面に注目すると、興味深い特徴が見えてきます。
高齢者ing

70代が50代へ伝えたいこと:「自分の心がどこまで発達しているか」、答えられますか。

50代は人生の大きな分岐点です。この時期に人は、これまでの歩みを振り返り、これからの生き方を真剣に考え始めます。つまり50代は、真剣に「自分の心」に向き合うときなのです。私たちが人生で直面する困難や逆境にどう対応するかは、「心がどこまで発達しているか」によって決まります。そしてそれが未来を変えていくのだと思います。70代になっても日々反省と後悔の中で、50代のときにこうしておくべきだったと思う「心理的資本」の活用法を50代のみなさんへの遺言として残しておきます。
心理的資本ing

読書が心を強くする理由:「心理的資本」を高める小説の力

本を読む時間は多くの人にとって自己投資の一つです。もちろん自己啓発関連の実用書には直接的な自己変革の効果が期待できます。また小説であれば、ストーリーの中に没入し、登場人物の感情や行動に共感する疑似体験によって、自己理解や成長のきっかけになります。私は、日本心理的資本協会認定の「PsyCap Master(心理的資本開発士)」として、読書は「心理的資本」を高める力を持つと考えています。ここでは、読書体験がどのように「心理的資本」の開発やアップデートにつながるのかを、自分の経験も交えながらお伝えします。
心理的資本ing

キャリアで成功するには「先輩の友人」を多く持って、常に「心理的資本をアップデートする」こと

「友だちの種類」で人生が変わるかもしれない?人は誰しも、長い人生の中でさまざまな友人関係を築きます。学生時代、会社、趣味の場など、多くの友人ができる一方で、その「種類」は意識されることが少ないのではないでしょうか。男性、女性、年上、年下、先輩、後輩、同期・・・私自身は、ふと振り返ると「後輩の友人」ばかりを選んでいたことに気づきました。特に会社生活における「先輩の友人」は、私にはほとんどいませんでした。もちろん3年目あたりまでは周りは先輩ばかりなので、おごってもらえることもあり先輩に付いて行っていました。しかし社歴が長くなるにつれ自然と「後輩」と飲みに行くようになったのです。もちろん仕事上で、クライアントも含め年齢が上の人や社歴が長い人と親しくなる機会はありましたが、「友人」という関係にはなりませんでした。飲み会の人選や話題を自分でコントロールできる心地よさを重視し、自然と「後輩の友人」との付き合いを優先して行ったのです。しかし、いまになって思うのは「先輩の友人」を持つことの重要性です。それがキャリア形成にも、自分自身の成長にも、大きな影響を与えると実感しています。ここではその理由を「心理的資本(PsyCap)」の視点から解説し、「先輩の友人を持つこと」がいかにキャリアアップや人生の質の向上につながるかを述べていきます。